CADデータ診断サービス
近年、CADシステムの飛躍的な進展により、2Dの顔貌写真と石膏模型を合成や、顔貌を3Dスキャンしデータ化することが可能となりました。
データ化することにより、歯科技工物の正中や咬合平面のズレ、歯冠のサイズの相違を可能な限り減らし、より審美性の高い補綴物のデザインや製作ができるようになりました。
なお、CADシステムのスマイルクリエーターを使用することにより、チェアタイムの短縮、Dr.とDTの最終補綴物へのイメージをより明確に共有することができます。
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2D写真(顔貌写真の撮影)
写真① 口角鈎を使用した顔貌写真
写真② スマイルラインが認識できる顔貌写真
写真撮影時の注意点
- ・口角鈎を使用した顔貌写真(写真①)と、スマイルラインが認識できる顔貌写真(写真②)の2枚の写真データを石膏模型データに合成します。そのため、写真撮影時の角度のズレやサイズ、ピント等に相違があると設計の際に大きなズレが生じることがあります。
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・撮影の際は、口角鈎を使用し写真撮影後には、カメラは動かさずに口角鈎を患者様の口腔内から外していただき、スマイルラインの写真撮影をお願いいたします。
(写真撮影時は、患者様にも体勢を変更いただかないことが望ましいです。) -
・必ず、どちらの写真にも『両眼、両耳、顎下の3項目』が撮影範囲内に入っているかをご確認ください。
なお、蝋堤やプロビジョナル模型等がある場合は、各補綴物を装着した同様の写真があるとより一層精密な合成が可能となります。
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モックアップ・デザイン
石膏模型との合成
モックアップ設計
デザイン時
口角鈎の写真とスマイル写真の合成
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設計データと
顔貌写真の合成
顔貌3Dデータによる
合成について
現在、顔貌撮影用スキャナーや携帯での撮影アプリなどが様々なメーカーから発売されています。
弊社で使用しておりますEXOCADは、全てのメーカーのカメラに対応しておりますので、各メーカーの取扱説明書に従いデータの出力をお願いいたします。
推奨「顔貌3Dスキャンメーカー」
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「WIDAR」WOGO社
モバイルで手軽にスキャン可能なアプリです。
無料でお使いいただけます。 -
「SNAPSNAP」ジオメディ社
バイトターゲットをスキャンすることにより顔貌と口腔内を精密に再現可能。価格は30万前後です。